11月18日 フランス Ⅲ - 南仏お薦めアート -
南フランス最後の記事では、お薦めの美術館と作品をご紹介します。
まず左のミロの作品があるのは、マーグ財団美術館(St.Paul)です。芸術家たちとの交流から生まれたこのコレクションは、なかなか見ごたえがあります。特に庭園に置かれた作品群たちは必見です。なかでも、「ミロの庭」とも呼びたくなるような、バルセロナにあるミロ美術館とは一味異なるミロの多くの作品は、それを選ぶマーグの洗練された目を象徴しています。また、亡くなった息子のために立てられた礼拝堂の窓に嵌められた、ブラック作のステンドグラスの深い深い紫色が、心に残りました。
次は、ガラス作りの街として知られるBiotにある、フォロンの作品です。街の外を遠く眺めるような男性の伸び上がるような彫刻は、思わず帽子の下の表情を覗き込みたくなる魅力的な作品です。フォロンの作品は、フィレンツェにも1つありますが、道路の真ん中に設置されているため、なかなか至近距離で見ることができません。今回は、触れるほど近くまでフォロンの作品に接近することができました。聞くところによると、故郷ブリュクセルには、彼の美術館もあるそうです。いつか訪ねてみたいと思います。ところで、この街の名物ガラス作品についてですが、“いかにも手作り”という作品がお好きな方にはよろしいかと思いますが、イタリア、ムラーノ島の熟練された技巧を持つマエストロたちの作品に魅了されている私にとっては、甚だ物足りないガラスばかりで、期待外れでした。
最後は、イタリアの国境を渡って直ぐの海沿いの街メントンにあるジャン・コクトー美術館です。改修工事のため長年閉館しており、最近再開館したようでした。ここでは、広大な海を望みながらコクトーのスケッチや陶器の作品を楽しむことができます。他にもメントンには、市役所の結婚式の間などコクトーの有名な作品を見ることのできる場所があるのですが、私はなぜか、この美術館の海で拾った石でつくったモザイク画が、彼のシンプルな線によって構成される図案のような絵画に最も適しているような気がして、一番印象的でした。
そのほか、Venceのマティスが作った礼拝堂、Antibesのピカソ美術館など、見所満載の南フランス。一つ一つの街が、小さな宝石のように輝き、とても魅力的で、またいつか訪れたいと思いながら、帰途につきました。
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コメント
写真を見ながら文章を読んでいると、行きたくなってしまいます!!
投稿: a | 2008.11.23 17時38分